HUG shieldの自由な使い方

杉の無垢材は、湿気を吸着し、そして吐き出します。時間が経つと、スリッドが締まってくる時があります。それは、木材の芯と周辺部で乾燥のスピードが違い、外側が早く湿気を排出するためです。その時は、竹引き鋸（のこぎり）などを入れて下さい。ながーい目で見ると全体が乾燥に向かうので、溝は広がっていきます。その時まで優しいまなざしでお待ち下さい。

パネルは、透明な塩ビ板です。視認性を高めるため、ロゴシールを貼っています。それでも十分でない時は、周りに「転写式のマスキングテープ」を貼ってはいかがですか？一気に華やかな雰囲気になりますよ。

塩ビ板のパネルは弱く、ホームセンターの機械でカットしているため、角や切り出し面に「飛び」や「ささくれ」が生じます。切り口は上手くヤスリをかけ、角はニッパーで丸く切り落とし、「布団」をかけて乗り越えましょう。

裏面に、100均でも売っている滑り止めシートを両面テープで貼れば、安定感が増します。人間と同じで、シンプルな構造のため、強い揺さぶりには弱いです。

HUG shieldは、うつくしい子ばかりではありません。端材を使っているため、脚の長さが左右少し違ったり、小さな部材を木工用ボンドで張り合わせたりしながら作っています。工場ではいらなくなったものでも、少し障害があっても、知恵を出し合い、みんなで協力し、周りの人にいいものに仕上げたいという思いがあれば、社会的に有用な、みんなに求められる素材になりうるというメッセージを載せています。広い心で、ご理解ください。